研究コンセプト の履歴(No.7)



研究コンセプト

エントロピー制御 の 材料科学

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これまで金属・半導体・絶縁体材料の開発・組織制御において注目されてこなかった「エントロピー」に注目し
様々な階層における「エントロピー制御」を通じた新素材開発を目指しています。
この「エントロピー制御」の概念のもと、
(1) 構成元素によるエントロピー制御: ハイエントロピー合金、鋳造合金
(2) 格子欠陥によるエントロピー制御: 高速電子照射法(超高圧電子顕微鏡法)
(3) 電子励起によるエントロピー制御: 低速電子照射法
(4) 複合的エントロピー制御法
に基づき、材料設計・プロセス開発・組織解析(電子顕微鏡法)を駆使した新素材開発を行っています。

研究内容

金属新素材開発 と 地方創生

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「地域の得意分野を活かす・既存汎用装置を用いる」に基づいて開発された材料は
(1) 既存汎用装置を使えばすぐに地域で応用展開できる
(2) その地で培われたノウハウを使えば差別化できる
の特徴を持ちます。
少子高齢化という避けられない壁にぶつかる中、
日本における研究リソースはますます厳しくなります。
この概念に基づく材料開発は、
少子高齢化や人口減少などの社会問題や経済問題に直面する地域に夢と希望を与え、
「未来を拓く科学技術の創造」と「社会の持続的発展」を
ともに実現する新たな材料開発の一例であるとも言えます。

研究内容

金属新素材開発 を支える 教育 : 凝固・鋳造

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「金属新素材開発 と 地方創生」を達成するためには、
金属産業が地域の歴史と地理に根差した産業であることを理解し、
その地で培われた技術とノウハウを活用していくことが
必要不可欠です。
「次世代金属材料開発のための地域教育」
ともいうべき、
新たな教育法の検討、新たな教育教材の開発
を行っています。

最近内容

金属新素材開発 : 生体用金属材料

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高齢化社会に突入した今
QOL(Quality of Life:生活の質)の向上を実現する
新たな生体用金属材料が求められています。
生体用金属材料は、力学的な信頼性に加え、
生体親和性、さらには審美性といった、
多くの特性が求められます。
次世代のQOLを支える金属新素材・生体用金属材料の開発を、
プロセス(電気化学的手法・酸化・機械加工・積層造形・凝固・鋳造)
材料設計(マテリアルDX)、組織観察(電子顕微鏡法)などを
駆使して進めています。

最近内容


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